若年未婚男女の意識に変化の兆し
『妊活白書2025』の調査結果で、特に目を引いたのは、若年未婚男女の「子どもを望まない」という回答が、調査開始以来初めて女性(64.7%)が男性(60.7%)を上回ったという点です。

このデータを見て、皆さんはどう感じますか? 私KENSAKUも、少子化という社会的な背景は感じていましたが、ここまで具体的な数字として現れると、やはり驚きを隠せませんね。
女性が子どもを望まない理由としては、「経済的な負担」と「仕事のキャリアへの支障」を男性よりも強く不安視していることが明らかになりました。未婚女性の71.7%が経済的な負担を、61.4%がキャリアへの支障を不安視しており、これは男性よりも約10ポイント高い結果となっています。


また、第一子を希望する年齢も30代以降へと後ろ倒しが進み、平均年齢は31.3歳となっています。さらに、ライフプランやキャリアプランを意識した妊活の情報収集を、半数以上がまだ開始していないという現状も浮き彫りになりました。


将来のパートナーとの関係や家族の形を考える上で、これらの意識の変化はとても重要な要素になるのではないでしょうか。
既婚男女が抱える妊活とキャリアの課題
子どもを望む既婚男女の間でも、妊活への取り組みは広がっているものの、新たな課題が見えてきました。約7割が結婚してから妊活知識の収集を開始しており、結婚を意識する前から情報収集をしていた人は男女ともに1割未満にとどまっています。
そして、男女ともに半数以上が「子どもを産み育てることで仕事・キャリアに影響が及ぶ」と感じていますが、職場に相談できている人はごくわずか(1割未満)だそうです。


職場で相談しにくい状況は、一人で悩みを抱え込んでしまう原因にもなりかねません。パートナーはもちろん、周囲の理解やサポートがもっとあれば、状況は変わっていくかもしれませんね。
妊活経験者の声から学ぶこと
実際に妊活を経験し、子どもを授かった男女の調査では、女性の約3人に1人が、希望していた時期よりも妊活開始が遅れたと回答しています。特に30代女性では、4割以上が希望通りに妊活ができなかったそうです。

その理由として、「妊活に関する情報不足や不安があった」(37.9%)、「仕事の都合やキャリアアップの機会を優先」(24.1%)といった回答が多く挙がっています。

また、妊活経験者の約6割が「学生時代など若い頃に、妊娠・出産に関する正しい知識を得ておきたかった」と感じていることも分かりました。

これは、私たち一人ひとりが、自分の体のこと、将来のライフプランについて、もっと早くから考えるきっかけが必要だというメッセージかもしれませんね。
未来の選択を支えるために
今回の調査結果から見えてくる解決のヒントは、「早めに正しい妊活知識を得ること」と「子どもを授かる“前”からのサポート」の重要性です。知識があれば、将来起こりうる変化を予測し、自分らしい生き方を叶えるための選択肢を増やすことができるでしょう。
ロート製薬さんも、約半世紀にわたり「フェムケア」の研究開発に取り組んでこられた企業として、この課題解決に向けて様々な活動をされています。例えば、日本初の一般用妊娠検査薬や排卵日予測検査薬の開発、そして「妊活白書」を通じた情報発信などです。
社内では、新入社員向けのプレコンセプションケア研修を実施し、妊娠・出産に関する知識不足の解消を目指しているそうです。また、女性社員比率60%、育休取得・復帰率ほぼ100%という実績は、企業が従業員のライフイベントをサポートする良い例だと感じます。
私たち一人ひとりが未来の選択をより豊かにするためには、社会全体でこうした課題に向き合い、サポート体制を整えていくことが大切だと、KENSAKUは思います。将来のパートナーとの出会いを考えたり、自分の人生設計を思い描いたりする上で、これらの情報が皆さんの背中を少しでも押せたら嬉しいです。
今回の調査に関する詳細はこちらをご覧ください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。KENSAKUでした。





