現代人も共感できる?平安時代の恋の言葉
額田王や小野小町、和泉式部、在原業平……。学校の授業で習ったあの古典の登場人物たちが、どんな恋の言葉を使っていたのか、気になりませんか?この辞典では、イラスト付きで分かりやすく解説されているので、古典に馴染みがなくても気軽に楽しむことができるでしょう。
いくつか、収録されている古語を例に挙げてみましょう。
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薄花心(うすはなごころ)……真心に乏しく、移りやすい心。
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遠方人(をちかたびと)……遠方の人。遠くにいる恋人。
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恋ひ死ぬ(こひしぬ)……恋いこがれて死ぬ。恋しさのあまり病気になって死ぬ。
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煙比べ(けぶりくらべ)……互いに思いの深さ浅さをくらべ合うこと。
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夢の逢ひ(ゆめのあひ)……夢のなかで逢うこと。

「薄花心」なんて、まさに今で言う「心変わりしやすい人」のことですよね。遠距離恋愛のつらさを表現する「遠方人」も、現代の私たちにも通じるものがあるのではないでしょうか。時代は変わっても、人の心はそんなに変わらないのかもしれませんね。

1000年前の「既読スルー」?意外な共通点に驚き
SNSやメッセージアプリはもちろん、電話も郵便もなかった平安時代。顔や姿を見るまで、あれこれ人づての噂話に心を揺らし、会えない相手を思い続けて歌を贈り、夢や占いに願いを託して恋に悩んでいたそうです。
これって、今の僕たちの恋愛にも通じる部分があると思いませんか?例えば、メッセージを送ったのに返信が来ない「既読スルー」の不安や、会えない相手を想い続ける切なさ、SNSでの相手の動向を気にしてしまう気持ちなど、形は違えど、本質的な感情は昔も今も変わらないのかもしれません。
御簾や垣根ごしに思いを募らせ、歌をやりとりして恋が始まるさまは、現代のSNSでのやり取りにも似ていると感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。恋って切ないものなんですね。

古典が苦手な方でも楽しめる工夫が満載
「古典はちょっと苦手で……」という方もいらっしゃるかもしれませんね。僕も学生時代は古典が苦手だったのですが、こんな風に楽しく学べるなら、もっと興味を持てたかもしれません。
この辞典は、五十音順に調べるだけでなく、気になる言葉から気軽に読み進められる構成になっています。かわいいイラストやコラムで当時の恋愛事情なども紹介されているので、古典ファンはもちろん、古語や古典に親しみのない人でも楽しんでいただけるのではないでしょうか。この本をきっかけに、出典作品を読んでみるのも良いかもしれませんね。
コラムは、神永曉氏、谷知子氏、たられば氏、平野多恵氏、三島達矢氏(すゑひろがりず)、渡部泰明氏といった、古典に造詣の深い方々が執筆されており、恋・ことば・古典をさまざまな切り口で紹介しています。

書籍情報
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書名:『恋する古語辞典』
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編:小学館国語辞典編集部
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定価:1,650円(税込)
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判型:四六判並製160ページ
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ISBN:978-4-09-504184-1
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発売日:2026年7月13日
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出版社:小学館
平安時代の人々の恋心に触れて、もしかしたらあなたの恋愛観にも新しい発見があるかもしれません。ぜひ一度、手に取ってみてはいかがでしょうか?
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!KENSAKUでした。



