孤独感がAIへの接近を加速
このような結果の背景には、深刻な孤独感の広がりがあります。特に日本では90%の人が孤独を感じており、これは世界平均の81%を上回る数値です。感情的な孤立が深まるにつれて、人々はテクノロジーとの関係を深め、AIチャットボットをストレス解消や孤独感の軽減、恋愛相談に利用するケースが増えています。
AIに恋愛に関するアドバイスを求めたことがある人の63%は、「人間の友人や家族よりもAIを信頼している」と答えています。また、失恋後のセラピーとしてAIチャットボットを使う可能性を検討する人も32%に上ります。AIは単なるサポートツールから、感情的な隙間を埋める存在へと進化しているようです。
AIとのデートを検討する理由としては、「好奇心から」(20%)、「現実のデートがストレスに感じるから」(13%)、「判断されることなく理解されたいから」(13%)などが挙げられています。
広がるAI活用と潜む詐欺のリスク
AIはオンラインデーティングにおいて多様な形で活用され始めています。オンラインで恋愛活動を行ったことがある人の41%がデーティングアプリのプロフィール作成にAIを使いたいと回答し、35%が口説き文句や会話のきっかけ作りにAIの利用を検討しています。写真をより魅力的に見せるためにAIツールを使った経験がある人も38%に達しています。
しかし、AIの普及に伴い、恋愛感情を悪用する詐欺行為も増加しています。デーティングアプリ利用者の36%が、有名人や著名人を名乗る人物からSNSやデーティングアプリ上で連絡を受けた経験があると回答。そのうち34%が個人情報を共有し、25%が金銭を送っていたことが判明しており、被害の深刻さが浮き彫りになっています。
このような状況に対し、オンラインデーティング利用者の70%は、マッチ相手がAIを使って写真を加工したりプロフィールを作成していたと知ると「不快に感じる」と回答しており、AI活用への複雑な感情がうかがえます。
安全なオンライン恋愛のために
AIが日常に深く浸透し、オンラインでの出会いが主流となる中で、恋愛領域でのトラブルに発展するリスクは増大しています。今後、冷静な判断、プライバシー保護、そして適切なツールの活用が不可欠となるでしょう。個人の心理状態とAIとの向き合い方が、オンライン恋愛の安全性を左右する時代に突入していると言えます。
より詳細なレポート(英語)は、以下のリンクからご覧いただけます。
2026年版 ノートン サイバーセーフティインサイトレポート:人工的な親密性編
ノートン製品情報

ノートン™ 360プレミアムは、パソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスとWi-Fi通信をオールインワンで保護するセキュリティソフトです。サイバー攻撃の脅威を検知・防御するほか、VPN機能、保護者機能、ダークウェブモニタリング機能、パスワードマネージャー機能、クラウドバックアップ機能などを搭載し、より快適で安全なインターネット利用をサポートします。
-
ノートン™ 360プレミアムについて: https://jp.norton.com/products/norton-360-premium
-
ノートン公式サイト: https://jp.norton.com/
-
GenDigital公式サイト: https://www.gendigital.com/us/en/
調査概要
本調査は、Gen社の委託によりDynata社が2025年7月31日から8月11日にかけて日本国内でオンライン実施したものです。18歳以上の成人1,000名を対象に、年齢・性別・地域で加重調整を行い、全国の実態を代表するデータとして集計されています。





