Z世代女性の性経験と「焦りや不安」
まず驚いたのが、10~20代女性の約3割が「性経験はない」と回答していることです。

そして、そのうち半数以上の方が、性経験の有無について周囲と比べて焦りや不安を感じた経験があるという結果が出ています。

この結果を見て、皆さんはどう感じますか? 恋愛や性経験に対する価値観は人それぞれですが、SNSや友人関係を通じて、周囲と比較してしまうことで不安を抱える人も少なくないことがうかがえます。私たち男性も、パートナーや友人との関係の中で、こうした不安に寄り添うことができるでしょうか。性経験の有無を「早い・遅い」「ある・ない」で評価するのではなく、自分のペースや気持ちを尊重できる考え方を伝えていくことが、きっと大切になるでしょう。
性教育の現状と具体的な知識のギャップ
学校などで性教育を受けた経験がある人は78.1%と多数ですが、その内容には課題があるようです。

実際に学んだ内容を見ると、「緊急避妊薬」を学んだ人は6.2%、「婦人科・医療機関の受診」を学んだ人は4.3%にとどまっています。

性教育を受ける機会はあっても、実際に避妊や妊娠に関する悩みに直面した際、適切な行動につながる具体的な知識までは十分に届いていない可能性がうかがえます。避妊方法や低用量ピル、緊急避妊薬といった具体的な知識が不足しているというのは、私たち男性も真剣に受け止めるべき課題だと感じます。パートナーとの関係を築く上で、お互いの体のことを理解し、正しい知識を持つことは、とても大切なことですよね。
Z世代女性がもっと知りたかったこと
性教育で「もっと詳しく知りたかった内容」として最も多かったのは「避妊方法」17.2%でした。次いで「低用量ピル」15.0%、「緊急避妊薬」14.3%が続きます。

妊娠や避妊に関する知識は、自分の体を守る上で重要な情報です。しかし、これらの具体的な効果や使うタイミング、入手方法まで理解する機会が限られている可能性があります。若い世代が必要なときに適切な選択ができるよう、学校教育に加えて、医師・専門家による情報発信や、分かりやすいWebコンテンツ、匿名で相談できる導線などを整えることが重要だと考えられます。
妊娠や避妊について「正しく理解している」と回答した人は78.1%にのぼりました。

しかし、低用量ピルについて「効果と入手方法の両方を知っている」と回答した人は34.3%、緊急避妊薬について「使うタイミングと入手方法の両方を知っている」と回答した人は29.6%にとどまっています。


理解していると感じていても、具体的な選択や行動に結びつく知識にはギャップがあるようです。単に「避妊が大切」と伝えるだけでなく、どのような選択肢があり、どこで相談できるのか、必要なときにどのように行動すればよいのかまで含めて、分かりやすく伝えていくことが求められるでしょう。
情報源はSNSが最多、でも「正しい情報か分からない」
性や体に関する情報源として最も多かったのは「SNS」でした。

一方で、74.5%が性や体に関する情報について「正しい情報かどうか分からない」と感じた経験があることが分かりました。

SNSが情報源の主流である一方で、その情報の真偽に不安を感じている女性が多いという実態は、私たち男性も意識すべき点かもしれません。パートナーと話すとき、根拠のない情報に流されていないか、一度立ち止まって考えてみるのも良いかもしれませんね。SNSやWeb上でも医師・専門家が監修した正しい情報にアクセスしやすくすることが、これからの時代にはますます重要になってくるでしょう。
相談しづらい理由は「恥ずかしい」「誰に相談すればよいか分からない」
性や体の悩みを相談しづらい理由として、「恥ずかしいから」と「誰に相談すればよいか分からないから」がともに18.8%で最多となりました。

「恥ずかしいから」「誰に相談すれば良いか分からないから」という声は、私たち男性も耳を傾けるべきメッセージだと感じます。性や体に関する悩みは、友人や家族にも話しづらく、一人で抱え込んでしまいやすいテーマです。もし大切な人が悩みを抱えていたら、安心して話せるような雰囲気を作ってあげられるでしょうか。相談すること自体への心理的ハードルを下げる取り組みが、社会全体で求められているのかもしれませんね。
78.7%が「正しい学びの場や相談先が必要」と回答
性や妊娠・避妊について、正しく学べる場や相談できる場所がもっと必要だと思う人は78.7%にのぼりました。

また、どのような方法で学べるとよいかという質問では、「学校の授業」が最多でしたが、SNSでの発信や保健室での相談、医師・専門家による講座、LINEなどでの匿名相談など、多様な方法が期待されています。
この結果から、若い世代は性や体に関する情報を必要としている一方で、現状の情報収集や相談環境だけでは十分ではないと感じていることがうかがえます。学校教育だけでなく、SNS、Web記事、医師・専門家による講座、保健室での相談、LINEなどでの匿名相談といった複数の選択肢を用意することが、安心して相談できる環境作りの一歩になるでしょう。
まとめ:お互いの理解を深めるために
今回の調査では、Z世代女性の多くが性教育を受けた経験を持つ一方で、緊急避妊薬や低用量ピル、婦人科・医療機関の受診など、実生活で必要となる具体的な知識にはギャップがあることが分かりました。そして、情報源はSNSが最多であるものの、その情報の信頼性に不安を感じている女性が多いという実態も浮き彫りになりましたね。
性や妊娠・避妊に関する正しい知識は、恋愛や性経験の有無にかかわらず、自分の体を守り、自分自身で選択していくために必要な情報です。私たち男性も、パートナーや友人、そして未来の世代が、安心して正しい情報にアクセスでき、困ったときには気軽に相談できる環境を一緒に作っていくことが大切なのではないでしょうか。
自分の体や性について深く知ることは、自信を持って人生を歩むための一歩になります。もし、あなたの周りに悩んでいる方がいたら、ぜひ今回の調査結果を参考に、温かく寄り添う姿勢を見せてあげてくださいね。そして、もしあなた自身が何か不安を抱えているのであれば、一人で抱え込まず、信頼できる情報源や相談先を探してみてください。
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それではまた、次回のコラムでお会いしましょう!KENSAKUでした。





