男性が「握りすぎ」?不適切なマスターベーションの実態
今回の調査で特に注目したいのが、マスターベーションにおける「強グリップ」の実態です。男性の約63.8%、つまり3人に2人が、マスターベーション時に強く握って刺激する「強グリップ」に該当することが明らかになりました。

この「強グリップ」は、「不適切なマスターベーション」の代表例とされており、実際の性行為とは異なる強い刺激に慣れてしまうことで、遅漏や腟内射精障害といった性機能の悩みにつながる可能性が指摘されています。男性の3人に2人が「握りすぎ」というのは、正直驚きですよね。さらに、ご自身のマスターベーションの方法を「適切」「まあ適切」と評価している人が多いという結果も出ています。

これは、多くの方が無自覚のまま強い刺激を繰り返していることを示唆しています。性機能の悩みは表面化しにくいデリケートな問題だからこそ、客観的なデータを通じて自身の現状を知ることが、とても大切だと感じました。性交経験のある男性における遅漏の有病率は5.16%とされており、約20人に1人が抱える身近な課題であることが報告されています。
「理想の挿入時間」に男女で大きなギャップ!その背景とは?
もう一つ、非常に興味深い結果が「理想の挿入時間」に関する調査です。男性の平均が19.1分であるのに対し、女性は11.6分と、なんと約8分もの差があることが判明しました。皆さんはこの差をどう感じますか?

特に、「約20分以上」を理想とする男性が3割を超える一方で、女性はわずか1割程度。逆に、「5分未満で十分」と答えた女性は4分の1以上を占めているそうです。

この男女間の意識差の背景には、男性の約4割が「アダルトビデオ」をセックスの参考にしていることが挙げられています。アダルトビデオでの挿入シーンは20分~30分程度あることが多く、これが男性の「理想」に影響を与えている可能性が考えられます。しかし、アダルトビデオは性的興奮喚起に特化した演出が含まれているため、その内容がそのまま実際の性生活の基準になるものではない、という点は私も強く思います。
さらに、パートナーと性について話す機会が限られていることも、このギャップの一因になっているかもしれません。「性の話ができる相手」として「恋人や配偶者」を挙げた男性はわずか6.5%にとどまったそうです。パートナー同士で本音や希望、悩みを共有することの大切さを、改めて考えさせられますね。
専門家の声とTENGAヘルスケアの取り組み
福元メンズヘルスクリニック院長の福元和彦先生は、性機能の悩みが潜在化しやすく、不適切なマスターベーションが原因となるトラブルも少なくないことを指摘されています。

先生は、約2万人規模の実態データが示される意義は極めて大きいとし、「客観的なデータを通じて自身の現状を知り、正しい知識と方法へ見直していくことが、健全な性生活への第一歩となる」とコメントされています。私もこの意見に深く共感します。
TENGAヘルスケア取締役の牛場健太さんも、今回の『TENGA性生活白書』を「現代日本のリアルな現在地を映し出す重要な取り組み」と位置づけています。

情報が氾濫する現代だからこそ、データに基づく「正しい知見」を社会に提示する責任があるという言葉は、私たち読者にとっても心強いメッセージだと感じました。TENGAヘルスケアは、この調査結果を真摯に受け止め、製品やサービスの提供にとどまらず、正しい情報の発信や教育・医療支援を通じて、誰もが自分らしく健やかに性に向き合える環境づくりに貢献していくとのことです。

TENGAヘルスケアは、「性の悩みがない世界」の実現に向けて、性機能サポートや妊活支援、性教育など、幅広い分野から性の健康をサポートするブランドです。2026年11月には設立10周年を迎えるそうです。これからも、一人ひとりの悩みに寄り添い、誰もが自分らしく性と向き合える社会の実現に貢献してくれることでしょう。
今回の調査結果は、私たち自身の性に関する意識や行動を見つめ直す良いきっかけになるのではないでしょうか。もし詳しく知りたい方は、ぜひ以下の調査結果公開ページをご覧ください。
また、YouTubeでは結果解説動画も公開されていますので、そちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!KENSAKUでした。




