「ハイブリッドAI」がもたらす新しい働き方
「Rakuten AI for Desktop」の最大の特徴は、「ハイブリッドAI」という考え方です。これは、AI処理をPCのローカル環境で実行する「オンデバイスモード」と、クラウド環境で実行する「クラウドモード」を柔軟に切り替えて利用できることを意味します。
オンデバイスモードの魅力
オンデバイスモードでは、楽天独自の日本語に最適化された大規模言語モデル(LLM)「Rakuten AI 7B」が、HP製PCに直接組み込まれます。これにより、インターネット接続がなくてもAIが利用できるだけでなく、データプライバシーが保護され、応答速度も速くなるというメリットがあります。例えば、機密性の高い文書の要約や翻訳なども、外部に情報が漏れる心配をせずにPC内で完結できるのは、ビジネスシーンでも非常に心強いですよね。
クラウドモードで広がる楽天エコシステムとの連携
一方、クラウドモードでは、楽天が提供する様々な専門AIエージェントや「楽天エコシステム(経済圏)」との連携が可能になります。「楽天市場」での商品検索から、「楽天トラベル」での旅行予約、「楽天ポイント」の確認まで、日々の生活に関わるあらゆるタスクをAIがサポートしてくれるというのですから、これはもう、私たちの生活が劇的に便利になる予感がします。日々の困りごとや、ちょっとした調べ物も、AIに相談するだけで解決できるなんて、想像するだけでワクワクしませんか?

ワークフローを効率化する多彩な機能
「Rakuten AI for Desktop」は、私たちのPC作業をよりスムーズにするための機能も充実しています。例えば、コピー&ペーストやブラウザーのタブ、複数ウィンドウ間の切り替えといった手間を最小限に抑え、AIチャットウィンドウやフローティングアイコン、コンテキストアクションバーを通じて、必要な時にすぐにAIアシスタントにアクセスできるよう設計されています。

利用可能な主な機能
オンデバイスモードとクラウドモード共通
-
文章を書く: メールやメッセージの作成・編集を支援します。
-
翻訳: 意味やトーンを保ちながら多言語翻訳を行います。
-
AI要約: 長文を短く分かりやすく要約します。
クラウドモードのみ
-
検索: 必要な情報を検索・整理し、迅速に回答を提示します。
-
画像を作る: テキストからオリジナル画像を生成します。
-
動画を作る: テキストから短いAI動画を生成します。
-
ボイスメモ: 音声入力を整理し、メモや要約として保存します。
-
コーディング支援: コードの説明やデバッグを支援します。
-
問題を解く: 疑問や問題を明確なステップに分解し、実践的な解決策を提案します。
-
楽天AIエージェント: 「楽天市場」でのショッピング支援、「楽天トラベル」での宿泊施設検索・予約支援、「楽天モバイル」に関する案内など、楽天エコシステム内の様々なサービスと連携します。
-
コミュニティー: アニメ・マンガ、旅行サポート、英語コーチ、お料理パートナー、恋愛アドバイザー、ファッション、健康サポート、占い師、ペットなんでもといった、多岐にわたるテーマでAIがサポートします。
楽天独自の日本語LLM「Rakuten AI 7B」
この「Rakuten AI for Desktop」の中核をなすのが、楽天が独自に開発した日本語基盤モデル「Rakuten AI 7B」です。フランスのAI企業Mistral AIが公開しているオープンLLM「Mistral-7B-v0.1」をベースに、楽天独自の高品質な日本語データで継続学習を行い、さらに効率的な形態素解析器を採用することで、高い性能とコスト効率を実現しているとのことです。
日本語のニュアンスや文化・習慣に最適化されたAIが、私たちの言葉を理解し、より的確なサポートを提供してくれるのは、日本人としてとても嬉しいニュースですね。詳細はこちらの公式ウェブサイトで確認できます。
提供開始時期
「Rakuten AI for Desktop」は、2026年7月29日より日本国内の法人向けHP製PCで提供が開始されています。コンシューマー向けには2026年10月以降の提供が予定されているとのことです。法人のお客様は一足早く、その恩恵を受けることができるのですね。
まとめ
楽天と日本HPの協業による「Rakuten AI for Desktop」は、AI PCの可能性を最大限に引き出し、私たちの仕事や生活をより豊かにする「ハイブリッドAI」体験を提供してくれます。オフラインでも利用できる安心感と、楽天エコシステムとの連携による利便性。これはもう、私たちのデジタルライフに欠かせない存在になるのではないでしょうか。
AI技術の進化は、まるでSFの世界が現実になるような、そんな驚きと期待を与えてくれます。皆さんもぜひ、この新しいAI体験に触れて、その可能性を体感してみてくださいね。
それでは、また次回のKENSAKUコラムでお会いしましょう!



